奇才サトイモの元気が出る発達日記

発達障害(ADHD&ASD)の疑いがある息子サトイモの子育て日記です。

遊びをせむとや生まれけむ

サトイモは起きてから寝るまで、ずっと「遊びたい」一辺倒だ。

最近は朝の第一声が「おはよう」ではなく「いっしょにあそぼ」だったりする。

 

5歳になって明らかに遊びが変わった。

まず、レゴブロックで遊べるようになった。

幼児用のニューブロックで作っていた正体不明の成果物と違って、ちゃんと車なり家なり、形になっている。

 

続いて、カードゲームが大好きになった。

とにかくUNOとトランプがやりたくてしょうがない。

UNOをやりたすぎて、「UNO」というカードを作って、配ってまわるほどだ。f:id:naminonamimatsu:20230523193431j:image

たいてい、私とサトイモの二人でUNOをやるのだけれど、二人だとリバースカードの意味がない。

そこでサトイモは考えた。

「これがでたら、じゃんけんして、かったほうが次のカードをだせるっていうのは?」

遊びを楽しくする提案である。

サトイモはこういうアイデア出しが抜群にうまい。

 

トランプはいろんな遊びがあるけれど、既存のゲームに満足せず、

「ぼくの考えたゲームしよう」

と言う。

たいてい、サトイモが考案したゲームはルールが曖昧で(途中で変わったりするし)、勝ち負けもうやむやで全然面白くなく、「だから何なん?!」と当惑する。

負け惜しみなのか、

「全然おもしろくないでしょ?そういうゲームなの。それでいいの」

などと開き直っている。

 

その中で、唯一うまいこと考えたなぁ、と思ったのは、トランプ双六。

トランプを並べて、それで双六のコースを作る。

ジョーカーに止まったら1回休み、とか、キングに止まったらもう一度振る、とか、ハートのエースに止まったらダイヤのエースにワープ、とか、初めにルールを決めておく。

ルールもコースも無限に作れる。f:id:naminonamimatsu:20230523194805j:image

 

オセロもできるようになった。

最初はさすがに手加減していたけれど、今はハンデをつければ普通に戦えるようになった。

そうしているうち、サトイモがこんなオセロを考えた。

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通常、ハンデをつけるときに、四隅に弱い方のコマを最初から置いておくのだけど、その応用。

端に全部、交互にコマを置く。

白黒五分のはずなのに、この変わり種オセロで戦うと、サトイモと私が五分で戦っている。

通常よりめっちゃ頭を使う。

恐るべし、「ぼくの考えたルール」。

 

あと、サトイモがはまっているのが折り紙。

幼稚園でお友達からいろいろ教わってくるようだ。

でも、ある日、

「ぼくが自分で考えた」

と言って出したのが、この箱。


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「うそだ〜!誰かに教えてもらったんでしょ?」

「違うよ、ぼくが考えたの!」

いまだに私は半信半疑である。

でも、折り方を教えてもらえと、最後に少しハサミを使って切れ込みを入れるところがあって、誰かが教えてくれた折り方にしては、ちょっと変な気がする。

だったらホントにサトイモが自分で折り方を考えたのかなぁ…。

 

遊びに関しては、少しずつ才能を発揮し始めたサトイモ

幼児教室では半分くらい机の下で寝転がって、先生の言うことをきかない。

毎回私は、

「遊びの半分以下でいいから、教室で才能を見せてくれたらなぁ」

とため息がもれる。

遊びの才能はいつか活かせるんだろうか。