奇才サトイモの元気が出る発達日記

発達障害(ADHD&ASD)の息子サトイモの子育て日記です。

毎日がdoping!

喘息が一段落したと思ったら、胃腸炎。胃腸炎が一段落したと思ったら、今度は黄色い鼻汁がひっきりなしに流れ出るようになった。
1日中、エンドレスに洟をかみ続ける。
その夜のお風呂上がり、耳に水が入ったようだと思っていたら、だんだんひどくなってきた。
なんとなく違和感があったのが、明らかな痛みに変わる。
耳鳴りもし始めた。
みうらじゅんは「老いるショック」により「耳の中で蝉を飼っている」らしいが、私は左耳の中で小人が町工場を起業したようだった。
かっしゃんかっしゃんかっしゃん。
痛みと町工場のせいで眠れない。
余っていたカロナールを飲むと、ちょっとマシになって、なんとか眠れた。

これは絶対に早く耳鼻科に行かないといけない案件。
でもその翌日の予定は、午前11時に歯科の予約、午後から父の病院に行く予定を入れていて、耳鼻科に行くなら朝イチしかない。
しかし、こんな日に限って、サトイモが学校に行かないといってゴネた。

予想どおりの登校渋り

5月に入って以降、しばしば登校渋りが発生している。

教室まで連れて行ったのに、「嫌だぁぁっ〜!!!」と泣き叫び、クラスメイトの前で担任の先生にはがされたこともあった。
土日など休み明けは顕著だった。

学校が嫌な理由は決して言わない。

「何となく嫌」「家にいたい」、果ては「ママと一緒がいい」といったような幼稚園児のような理由だ。
「担任ではない男の先生に怒られた」と言ったこともあるが、じゃあその先生がきっかけなのかと思えば、「そのあと一緒に遊んでくれた」と言うのでよくわからなくなる。
行けば行ったで学校では普通に過ごし、何食わぬ顔で帰って来るのだ。

一度、神戸市の教育相談に電話をした。
行き渋りの子どもを無理に行かせるのが正解かどうかわからなかったからだ。
そこの相談窓口で児童発達心理学専門の先生が相談員をしている、と臨床心理士をしている大学の先輩がおススメしてくれたからだ。

たまたま相談の電話に出たのは、年配の男性だった。
特別支援教育をしていた元教師というかんじの人。
専門の先生をお願いしたかったけれど、なんとなく指名しずらくて、そのまま話し続けてしまった。
うちに宅配業者がピンポンを鳴らすまで、丸一時間以上しゃべり続けた。私、めっちゃしゃべるなぁ。

その人のアドバイスはこうだ。

発達特性などから、お子さんは今、学校でとても頑張っているのでしょう。平日頑張っている分、土日を家で自由に過ごしたあと、行きたくなくなるのは大人も同じです。
ほかの曜日は自分から学校に行けている、行ったあと学校で問題を起こすわけでもなく、元気に楽しそうに帰って来る、担任の先生も特性を知ったうえで配慮してくれている、という状況だそうですので、それなら、無理やりでも遅刻をしてでも、とにかく学校に行かせたほうがいいでしょう。
なぜなら、ここで休ませると、「ゴネたら学校に行かずに済む」という誤学習をしてしまうからです。ワガママがとおる、と思えば、ラクなほうへ甘えてしまいますから。
学校の立場からすると、保護者の方がなんとかして学校まで連れてきてくれるのはありがたいです。大変でしょうがこれからも学校まで送り届けてあげてください。
ただ、クラスの前でママにしがみついて泣いているのをクラスのみんなに見られるのは、あまりよくないですね。校門あたりで職員室に電話して、先生に迎えに来てもらったらどうでしょう。そこは遠慮せずに依頼したらいいと思います。

確かに。

このおじさんの話を信じて、私は無理やりにでも今はサトイモを学校に連れて行っている。

ゴネるのは週に1、2度。

これを想定して覚悟の上で仕事も辞めているので、ストレスは少ない。

けれど、私自身が予定があるときにスムーズに学校へ行ってくれないと、相当イライラが募る。

左耳内に町工場が建っているときにはなおさら。

今度は中耳炎

行きたくないとゴネるサトイモを自転車の後ろに乗せ、なんとか学校に連れて行って、10時には耳鼻科受診にこぎつけた。

診断は中耳炎。

お正月にサトイモが中耳炎になったとき、「小学校の同級生以来、久しぶりに中耳炎になった人が出たな~」と思ったのに、今度はなんと自分がなるとは。

抗生物質等いろいろ薬を出してもらう。全く、ここのところ1日たりとも薬を飲まない日がない。

「病気」ということを最近よく考える。

お釈迦様が出家するきっかけになった「老・病・死」。

父が間もなくその三つをコンプリートしようとしているからなおさら、悟りを開けない私にはその三つが怖くて仕方がない。(父の意識レベルがかなり下がってきたので、いよいよかもしれない。)

私の病気なんてたいしたことないものばかりで、病人とは言えない程度だけど、こんなショボい病気でさえこんな弱気になるのに、大病を患ったらどんなに辛いだろうか。

ヒルカラナンデス」でファンになったダースレイダーが去年出した本『イル・コミュニケーション ー余命5年のラッパーが病気を哲学するー』では、ヒップホップ用語で「ill(病気)」も「dope(薬)」も「ヤバい、カッコいい」という使われ方をするらしい。

病気によって見えてくる世界がある。

そんな風に冗談を言って、病気の自分を強く持てたらよいけれど。

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