前回の投稿が2026年1月22日。
その翌日の23日を最後に、サトイモはまた登校できなくなった。
23日、学校に行ったと思ったら、9時くらいに学校から電話がかかってきて、お迎えに来てほしいという。
またクラスで大暴れに暴れたのだった。
カーテン開け閉め事件
きっかけは教室のカーテンの開け閉め。
まぶしいからカーテンを閉めたい、というクラスメイトと、カーテンを開ける派のサトイモが喧嘩になったらしい。
どうやらサトイモには、
「昼間はカーテンを開けるものだ」
という思い込みがあったようで、
「黒板が反射するからカーテンを閉めさせてほしい」
というクラスメイトと衝突したのだ。
「サトイモくんがカーテンを閉めさせてくれません!」
当然、閉める派に理がある。
クラスのほぼ全員から責められて、悪者になってしまったサトイモは大癇癪。
こういうクラスの揉め事は、たいてい、担任の先生が不在のときに起きる。
この日もそうだった。
その後、図工の担当をしているN先生がやってきて、N先生とも大乱闘。
結果、「お迎えに来てください」という状況になった。
図工のN先生は、いつもサトイモによくしてもらっているおじいちゃん先生。
迎えに行くとサトイモは、
「N先生に投げ飛ばされた。投げ飛ばされて僕が骨を折ってもいいの?」
と泣いていた。
実際、サトイモのズボンが床に転がされたように汚れていた。
N先生は「みんなの先生」として、サトイモの面倒をよく見てくださっている。
私もN先生とは顔見知りなので、わけもなくN先生が暴力的だったり威圧的だったりすることはないだろうと思った。
私の勝手な想像だけれど、サトイモがカーテンを引っ張ったりぶら下がったりするなどしたせいで、N先生がサトイモを身体的に引きはがさないといけない状況になったんじゃないか。
引きはがしたり抑え込んだりしたときに、勢いがあまって投げ飛ばしてしまったんじゃないかと推察している。(実際、家ではサトイモが暴れてカーテンを引っ張ったときに、カーテンレールが壁から取れてしまったことがある。)
みんな悪気はないんだけれど、サトイモからすると、
「クラス全員が敵。N先生も僕を投げ飛ばした」
という二重のショックで、学校には足が向かなくなってしまった。
あ~あ。
在宅ワーク短期決戦
それと並行して、私のほうはというと、大学時代の友人が突如として選挙に出ることになった。
はあああ?あんた国会議員になるつもり!?
事情をきくと、手伝ってくれる人員も資金なく、普段から彼女はネット音痴のSNS音痴で、周囲に誰もSNSを担当する人がいない。
そんなんでどうするの?国政なめてんの?と歯がゆい思いでいたら、流れで私がSNSの中の人として発信を手伝うことになってしまった。
選挙結果は…、言わずもがな。
選挙もSNSもPRもド素人の私が手伝ったところで、勝てるわけもない。
手伝うことになってから動画編集アプリをインストールしている人間がやってんだぞ!
そんなおばさんがショート動画を作ったところで、バズるどころか再生回数が伸びるわけないじゃないか。
おまけに、パソコンを酷使しすぎて途中でOSが動かなくなり、パソコンを修理に出すということにまでなった。
騎馬隊が跋扈してるところに、鍬を持った農民のおばさんが参戦しているようなものだった。
それで勝てると思ってるなら、『キングダム』の見過ぎだよ。
そんな嵐の2週間。
朝から夜中まで在宅でSNS作業をやっていた。
AIネイティブ
この2週間、サトイモのことはだいたいほったらかしだった。
私が在宅でずっとSNSボランティア作業をやっているせいで、サトイモが学校に行けていないのではないか、という後ろめたさがあった。
反面、サトイモが不登校状態なのは、私にとっては非常にラクだった。
朝学校へ送りだす必要もなく、宿題を見る必要もなく、給食のナフキンやお箸を洗う手間もない。
日中、私とサトイモはテーブルにパソコンを並べて、それぞれでPC作業をしていた。
私がCaucutで動画を編集したりCanvaでデザインしたりする作業を、サトイモは横で一緒に見ながら、自分のパソコンでペイントで絵を描いたりPowerPointでスライドショーを作ったりして遊んでいた。
私もサトイモも、AIには本当に助けられた。
この数か月でサトイモはキーボードでの文字入力は問題なくできるようになっていて、わからないことがあったら、なんでもAIに尋ねている。
ChatGPT、Gemini、Copilotを使い分けて駆使していた。
AIに頼りすぎるのは危険かもしれないけれど、今のところ履歴を確認すると、
「この鳥の絵をもっとかわいくするにはどうすればいい?」
といった、ほのぼのした依頼だけ。

初めての雪の日
衆議院選挙当日は大雪だった。
サトイモが生まれてからここに住んでいるけれど、これほど雪が積もったのは初めて。
当然、サトイモにとっては初めての雪の日。
それまで毎日ほとんど二人して家に引きこもっていたから、投票のために外出したのが久々のお出かけだった。
出る前までは、寒いから嫌だ、とサトイモは渋っていたけれど、外に出てみると大はしゃぎだった。

近くの中学校が投票所で、私が投票している間、サトイモはそのグランドを走り回った。
雪合戦もした。雪だるまも作った。

こんなに印象深い、選挙投票日はないと思う。
「ママ戦争止めてくるわ」というハッシュタグが話題になった。
私も戦争を止めるつもりだったけど、力及ばずだった。
Xで「自民党が勝っただけで、戦争するって言ってるわけじゃない。パヨクが何言ってんの?」というようなポストを見かけた。
そりゃそうだ。今すぐ戦争にはならないと思う。
でも、ここまで議席を占められてしまったら、反対派が何を叫ぼうが、与党は好き勝手ができる。
こんな寒い1月に選挙なんてしてほしくなかったのに無理やり選挙を始めたように、私たちがいくら嫌だといっても、高市早苗の胸先三寸で物事が決まる。
円安がとまらなくて、それで物価高でみんなが苦しんでも、一人でホクホクしている。
円安ってことは、よその国から日本が評価されていないってことなのに。
そんな彼女を、たくさんの人が支持している。
彼女の決めたことにそれほど反対じゃないうちはいいだろう。
けれどいつか、
「ちょっと待って!勝手に決めないで!そんな話聞いてない!」
となっても、もう遅い。
話し合いもせず、反対意見には耳も貸さずに押しつぶす。
日本はもう待ってくれない。