奇才サトイモの元気が出る発達日記

発達障害(ADHD&ASD)の疑いがある息子サトイモの子育て日記です。

喘息のゴールデンウイーク

早く会社を辞めたいと思ったのは一昨年の冬のことで、その冬は暖かくなるまでずっと風邪を引いていた。

ただでさえ時短勤務なのに定数1で配置されていたので、毎日業務をギリギリでこなしているうえ、子どものことで会社を休みがち。

そうすると、調子が悪くてもなかなか休めない。医者に行けるのは土曜日のみで、夫の予定とすり合わせなければならず、なかなか面倒。

最近SNS上で「子持ち様」発言が話題になっていたようだけれど、子持ち様は自分のことでは休めない。

30代は未婚子なしで過ごしたけど、残業があっても介護があっても、気持ちはずっとラクだったな。

 

入学式は強風の日で、思った以上に寒かった。加えて体育館(イマドキはアリーナというらしい)が底冷えして、その後風邪を引いた。

せっかく自由な時間があるのだから医者に行きたかったけど、退職したせいで職場で入っていた健康保険証がなくなった。

夫の扶養に入らせてもらう予定が、手続きがなかなか進まず。去年の所得証明や雇用保険の受給者証など揃えないといけない書類が満載で簡単に入れてくれない。(雇用保険の受給者証は発行までに時間がかかるんですけど。)

 

ずっと我慢していたら悪化した。

ひっきりなしに咳が出る。

咳のせいで眠れない。

咳き込み過ぎて食事を吐く。

息苦しくってボーっとする。

何もやっていられない。

 

会社を辞めたせいで保険証を失った。

けど、休みます、と言わずにゴロゴロできる。

どっちが勝つかというと…、

やっぱり、ほんとに会社やめててよかった~!!

この咳苦しさを抱えながら仕事をするなんてゾッとする〜!!

 

ようやく健康保険証が届いて医者に行ったら、喘息という診断だった。

私が喘息!?

喘息って、アレルギーと同じで体質的なものかと思っていたので、ビックリする。

 

そういえば、2月にコロナに罹ったあと、一カ月以上咳が止まらなかった。

ようやく治ったと思ったのも束の間、ちょっと風邪をひいただけで恐ろしい咳。

会う人ごとに、

「すっごい咳き込むけど、これは感染症じゃなくて喘息ですからね」

と言い訳をしていたら、多くの人が、

「コロナ後、病気が肺に来るようになったよね」

「呼吸が弱くなったよ」

「のどに炎症を起こしやすくなった」

などと、伝聞も含めて同じようなことを言っていた。

ウィズコロナ時代。しんどいなぁ。

 

喜べ、コンロ!

無職になったらあれもしたい、これもしたい、ああしよ、こうしよ、とあんなにヤル気満々だったのに、いざ自由な時間を手に入れたら、咳で苦しくて家事が精いっぱいという体たらく。

咳をするか、痰を吐くマシンとなってトイレや洗面所にこもる日々。

 

それでも、ゴールデンウイークともなれば、子どもを遊びに連れて行かなければならない。

というわけで、ネスタリゾート神戸へ行った。

ネスタリゾート神戸は、テレビ大阪系の子ども向け番組にCMを出している。

一時期サトイモがよくそのまねをして、

「喜べ、喜べ、喜べ、コンロー!」

と叫んでいた。

コンロ??

どういう意味?と私が尋ねても、

「知らんけど、そういってるやん」

と本人だって意味がわかっていない。

0秒チキンラーメンのCMをマネして、

「癖になる背徳感!」

と叫んでいたときも、全く意味がわかってなかったけど、「喜べコンロ」は私もさっぱりである。

あとで検索してようやく、「喜べ本能」だということがわかった。

ネスタリゾート神戸のキーワードは「本能」らしい。


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夫と子どもはよいけれど、問題は私の喘息。

幸いアクティビティ中は咳が出なくて助かったけれど、並んでいるときにはけっこう咳き込んだ。

周囲に申し訳なくて、

「あ〜、喘息が苦しいなぁ」

と大きめの声で独り言を言うなどしてアピール。

「これは喘息です」と背中に貼り紙でもしたくなる。

検索してみたら、同じことを考えている人たちがいて、「喘息です」Tシャツがけっこう売られていた。

 

両親の死に方を想い(父は死んでないけど)、自分がどんなふうに死ぬのかを度々想像してしまう。

このまま喘息が続くなら呼吸困難からくる窒息としか思えない。

苦しいだろうなぁ…。

 

喘息を抱えながら、また明日からの連休には家族でキャンプに行く、と夫が言っている。

今日は父の特別養護老人ホームの申込みに行く。

子持ち様は休めない。